本文へ移動
その他
JA言語

住まいの安全・環境チェックリスト

記入用の白紙のシートを印刷

ブラウザーの印刷機能を使ってください。Ctrl+P(MacではCmd+P)で、スマホでは共有メニューから印刷できます。安全についての注意、できないこと、白紙のシートだけが印刷され、ほかの部分は印刷されません。

本に掲載された、このシートの説明(PDF)

本に掲載されている、このシートの説明文です。手順を短くまとめたもので、書き込む欄はありません。

無料で、条件もありません。アカウントも、メールアドレスも、購入も、レビューも求めません。

本の説明をこのページで読む

住まいの安全・環境チェックリスト:本書の解説

有害な物質を暮らしからすべてなくすことはできません。高価な品に買い替えれば、住まいが完全に安全になるわけでもありません。この章で目指すのは、避けられる接触を見つけ、影響が大きく行動しやすいものから減らすことです。

判断するときは、物質の名前だけでなく、5つの点を確かめます。何が発生源なのか、吸う・飲む・食べる・皮膚に触れるなど、どの経路で体に入るのか、接触する量はどの程度か、どのくらいの頻度と期間が続くのか、そして誰が接触するのかです。子どもは体の大きさや行動が大人と異なるため、化学物質の影響を受けやすいことがあります。妊娠期もまた、化学物質の影響を受けやすい時期になりえます。[4.1] [4.2] この章は妊娠期から思春期までを扱いますが、年齢ごとの危険をすべて網羅した一覧ではありません。

ただし、ある物質が検出されたという事実だけで、個人への害が証明されるわけではありません。この5つの問いは、調べる順番を整えるためのものであり、個人の危険度を点数にするものではありません。

まず優先したいこと

何から始めるか迷ったら、次の順番が役立ちます。

いま続いている重大な危険を止めます。

煙、燃焼、子どもの手が届く化学製品など、明確な発生源を減らします。

水質報告、空気質警報、製品の回収情報など、地域の公式情報を確かめます。

買い替えより先に、保管方法、使い方、換気、仕事場での管理を見直します。

家主、雇用主、行政、医療の専門家など、対応する責任や情報を持つ相手につなぎます。

費用のかかる全面的な交換より、禁煙の空間をつくること、燃焼機器を安全に使うこと、薬品を正しく保管すること、異常時にすぐ人へ相談することのほうが優先されます。

燃焼と一酸化炭素

燃料を使う暖房器具、調理器具、発電機などは、一酸化炭素を発生させることがあります。一酸化炭素は目に見えず、においでも確認できません。機器の設置と点検、発電機を屋外で使うこと、警報器の選択と設置は、その場所の規則と製品説明に従います。[4.6]

一酸化炭素の警報が鳴った場合や、燃焼源の近くで具合が悪くなり、一酸化炭素を吸い込んだ可能性がある場合は、チェックを続けません。全員が外の新鮮な空気の場所へ移動し、いまいる場所の緊急の窓口に連絡します。担当者が安全だと言うまで建物へ戻りません。症状だけでは原因を特定できず、においがしないことも安全の証明にはなりません。[4.6]

1部屋だけ確かめる

一度に家全体を調べる必要はありません。まず1部屋を選び、お子さんが実際に届く高さから見ます。発生源は何か、吸う・飲む・触れる・口へ運ぶ経路があるか、今日安全に変えられることは何か、専門家や管理者へ尋ねることは何かを確認します。

例えば、床近くの開いた洗剤、改修中の粉じん、燃焼機器の周囲、湿った壁を見ます。「確認した」は安全が認証されたという意味ではなく、その時点で観察したという意味です。引っ越し、修理、お子さんの動き方の変化があれば、同じ場所をもう一度見ます。書くことがむずかしい場合は、声で記録する、信頼できる大人と一緒に確認する、覚える項目を一つに絞る方法でもかまいません。

必要に応じて繰り返し使える補助用の記入シートとして、住まいの安全・環境チェックリストがあります。ただし、危険への対応にシートの完成は必要ありません。リンクはhttps://parentingstagebystage.com/ja/shiito/ie-no-anzen-chekku/です。

中断して人へ連絡するとき

一酸化炭素の警報が鳴った場合は、すぐに外へ出て、いまいる場所の緊急の窓口へ連絡します。担当者が安全だと言うまで戻りません。

お子さんが倒れた、けいれんしている、呼吸がむずかしい、または起こしても反応しない場合は、お子さんがいる場所の緊急の窓口へ直ちに連絡します。これらの状態がなくても中毒の可能性がある場合は、症状を待たず、その場所の中毒に関する専門相談窓口へすぐに連絡します。そこへ連絡できない場合は、その場所の緊急の窓口へ連絡します。[4.29]

物質が分からないまま応急処置を独自に始めません。製品や容器が安全に見える場所にあるなら、名称や表示を連絡先へ伝えられるようにしますが、情報を集めるために危険へ近づきません。お子さんを目の前の危険から離し、チェックを終えるために疑わしい材料へ触れたり、動かしたりしません。

記入シート:parentingstagebystage.com/ja/shiito/ie-no-anzen-chekku/

この解説の出典:parentingstagebystage.com/ja/shutten/

使い方

  1. 印刷して、持って歩きます。スマホで読みたいなら、メモはふだん使っている場所に書いてください。座ったまま記憶だけで書くと、実際に見て回るより書くことが少なくなります。
  2. 場所ごとに見て、実際に目にしたものを書きます。「流しの下に何があるかわからない」も、立派な、役に立つ記録です。
  3. お子さんの目の高さから見て、去年届いたものではなく、いま手が届くものを考えます。
  4. 見たところに印をつけ、よくわからないことは「助言や点検が必要なこと」の欄に書きます。答えられそうな相手も書いておきます。貸主や管理会社、地域の窓口、製品の説明書、医師などです。
  5. 推測で動かず、あやしい素材にはさわらないでください。検査、整備、点検が必要なものは、住んでいる地域でそれを誰がしてくれるかを書いておきます。
  6. 賃貸なら、伝えることや頼むことを書き、送った内容は日付がわかる形で控えを残します。
  7. 必要なら途中でやめても、誰かに書いてもらってもかまいません。残りは、あとで見て回れます。
  8. シートはとっておきます。次に見るときは、何が変わったかがいちばん大事なところです。
画面でシートを見る
いま危険かもしれないとき

一酸化炭素警報器が鳴ったら、外に出て、いまいる場所の緊急の窓口に電話してください。駆けつけた人が安全だと言うまで、中に戻らないでください。子どもが倒れた、けいれんを起こした、息が苦しそう、呼びかけても目を覚まさない。こうしたときは、すぐに、その子がいる場所の緊急の窓口に電話してください。こうした様子がなくても中毒を起こしたかもしれないときは、その場所の中毒の相談窓口に、すぐ連絡してください。つながらないときは、その地域の緊急の窓口に連絡してください。症状が出るのを待ったり、正体のわからない物質に自己流で応急手当をしたりしないでください。緊急事態は点検ではありません。見て回るのを待ってはくれません。

このシートでわかること、わからないこと
  • これは最初の手がかりのリストで、完全な安全点検ではありません。どの項目も、測定ではありません。
  • 点数も評価も出しません。何も印のないシートが示すのは、一度見て回ったときに目についたものがなかったということだけです。家が検査に合格したのとは違います。
  • 対策が必要になる基準値や上限は書いていません。それは住んでいる場所や、目の前の機器によって変わるからです。基準は、地域の窓口、製品の説明書、検査をする人から得てください。
  • 何かが安全かどうかは判断できず、体の症状を診断することもありません。このシートにできるのは、あなたの疑問と、それに答えられる人の名前を、一か所にまとめておくことです。
プライバシー・出典

このページには入力欄がありません。何も入力されず、保存も送信もされません。印刷は、お使いのブラウザーを通して行われます。

このシートの出典

  • Principles for evaluating health risks in children associated with exposure to chemicals

    World Health Organization. このシートのもとになっている考え方の出どころです。危険のもと、それにさらされること、実際のリスクの三つを分けて考えます。

  • WHO global air quality guidelines

    World Health Organization. 室内の空気の項目の、背景となる情報です。世界共通の目安となる数値を定めたもので、家庭向けの助言ではありません。

  • Guidelines for drinking-water quality

    World Health Organization. 水の項目の、背景となる情報です。国の基準値や検査の方法は国によって違うので、お住まいの地域の情報に従ってください。

  • Guidelines for establishing a poison centre

    World Health Organization. 何かを飲み込んだ、吸い込んだ、肌や目についたなど、有害なものに急にさらされたおそれがあるときの案内が、公的な中毒の相談窓口を指している理由です。

本の第4章の参考文献